ぬっこぬこの物語

僕と僕の猫の物語

猫はずっと6階の廊下にたたずんでいた

気になって覗いてみても誰かが探しに来る気配はない

 

「まだいるよ」

 

しばらく時間が経ったあと、

猫はお腹が空いていると思って

僕は家にあった鰹節パックを新聞紙の上に開けた

 

そして、その新聞紙を両手で

猫のところまで持って行く

 

途中、鰹節が少し風で飛ばされたけれど

そんなことは気にもせず、僕は廊下にたどり着くと

猫はまた僕を見つめていたが、さっきと少し様子が違う

 

鼻がピクピクと動いていた

幸せ

考え事をしていた

幸せになりたい人のこと

幸せになれなかった人のこと

 

僕は幸せになりたいとは思わないけれど

心のきれいな人にはなりたいと思ってる

 

幸せの価値観は人それぞれ

僕にその幸せが理解できる日は来るのだろうか

 

酒宴

今日は一日中お出掛けしてて

やっと家に帰ったところ

 

僕は子どもだからお酒は呑まないけれど

お酒を呑んで楽しそうにしている人を見るのは好き

 

僕は自分の話をするよりも

人の話を聞いてる方が好き

 

そんな酒宴の席では何もできない僕だけど

そこに居るだけで感謝してくれてありがとう

時間の夢

7時に起きなくちゃいけないのに

12時半に起きてしまい

その日の仕事を全部すっぽかす

 

でも、それは現実じゃなくて

今日の夢の中のお話

 

目が覚めた僕はすぐに時計を見つめると

7時を指していた

 

5時間半先の未来から戻った僕は

起こり得たかもしれないパラレルワールドから無事に生還し

ほっと胸をなで下ろす

 

猫神さま、次はもっと楽しい時間旅行にしてください

ジョギング

そろそろ寒くなってきて

家に閉じこもりがち

 

ジョギングをしたいけど

身体が言う事を聞いてくれない

今月中にあと3回は走りたいのに

 

僕に一歩を踏み出す勇気をください

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